在庫は、まとめて見ても意味がありません。
重要なのは、
「どう分けて見るか」です。
分け方によって、
見える課題も、打ち手も変わります。
■ なぜ分ける必要があるのか
在庫は一つの塊に見えますが、
中身はまったく異なる性質の集合です。
よく動くものもあれば、
ほとんど動かないものもある。
利益に貢献しているものもあれば、
そうでないものもある。
これを一緒にしてしまうと、
・減らすべき在庫
・持つべき在庫
の区別がつかなくなります。
■ 基本は「動き」で分ける
最初に取り組むべき分け方は、シンプルです。
在庫を「動き」で分けること。
例えば、
・よく出る(高回転)
・普通に出る(中回転)
・ほとんど出ない(低回転・滞留)
この3つに分けるだけでも、
在庫の見え方は大きく変わります。
■ “同じ1個”でも意味は違う
同じ1個の在庫でも、
すぐに売れる1個と、
半年動かない1個では、
経営に与える影響はまったく違います。
前者は機会を生み、
後者は資金を止めます。
在庫は「数量」ではなく、
「時間」で捉える必要があります。
■ 分けることで、判断が生まれる
在庫を分けて見ると、
はじめて判断が可能になります。
例えば、
・高回転 → 欠品しないことが重要
・低回転 → 減らす、持ち方を見直す
このように、
在庫ごとに打ち手が変わってきます。
すべての在庫に同じルールを適用すること自体が、
非効率なのです。
■ 分解は難しくない
ここまでの話を聞くと、
難しそうに感じるかもしれません。
しかし実際には、
「いつ入って、いつ出たか」
この情報があれば、
在庫は十分に分解できます。
特別なシステムがなくても、
考え方次第で始めることは可能です。