コラム

2026 04.08
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経営コラム 第3回: 在庫は「見えているか」― 可視化がすべての出発点

在庫の話をするとき、一番困るのは、

「正確な数字が分からない」

という状況です。

帳簿上の在庫と、現場の実態が全く合っていない。
どこに何がどれだけあるのか、すぐには答えられない。

こうした状態は、決して珍しくありません。

■ 見えないものは、コントロールできない

在庫は、資金です。

しかしその資金が、
どこに、どのような形で存在しているのかが見えていなければ、

経営として判断することはできません。

在庫の問題の多くは、
「多いこと」そのものではなく、
「見えていないこと」から始まります。

■ 可視化とは“数字を出すこと”ではない

在庫の可視化というと、
在庫の合計金額を出すことだと思われがちです。
もちろん、それも重要です。

しかし、それだけでは十分ではありません。
重要なのは、

・どのような商品が
・どのくらいの期間滞留しているのか

といった“在庫の構造”が見えることです。

合計金額だけでは、
意思決定にはつながりません。

■ 分けて見る

在庫を捉える第一歩は、分解することです。

例えば、

・よく動く在庫
・ほとんど動かない在庫
・季節によって動く在庫

同じ「在庫」でも、性質は大きく異なります。

これらを一括りにしてしまうと、
適切な判断はできません。

在庫は“ひとつの塊”ではなく、
いくつかの意味を持った集合です。

■ 可視化は経営の言語になる

在庫の状態が整理され、
誰が見ても同じように理解できるようになると、

在庫は「議論できる対象」に変わります。

・なぜこの在庫は増えているのか
・どこに滞留があるのか
・どこを改善すべきか

感覚ではなく、
共通の認識で話ができるようになります。

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